

1着はやはりディープインパクト。
単勝1.3倍の圧倒的1番人気に推されるも、スタート直後まさかの躓き。
しかしここからが並みの馬とは違いました。
4ハロン目で一旦流れが落ち着いた事もありますが、3角付近で既に11番手。
このあたり、武豊ジョッキーがいうところの"兄ブラックタイドにおいて引き出せていないギア"なのかもしれません。
勝利インタビューでの「飛んでいるカンジ」は当にそう。
初めて3分3厘から手綱を扱かれましたが、ラスト3F34秒フラットで余裕のゴールインでした。
過去に出遅れて皐月賞を制した馬はいるのでしょうか?
ジャングルポケットですら2着止まり。
既に昨年の春を賑わした、同じ勝負服のキングカメハメハのスケールを超えています。
言わずもがなダービーの行われる東京競馬場は向くはずですし、ナリタブライアン以来11年振りの3冠馬はほぼ手中にしたと言えます。
それどころか無敗でそれを達成すらしてしまいそうです。
2着はシックスセンス。
1月に不良の京成杯を最速の上がりで2着し、
前走の若葉Sは出遅れて4着も2番目の上がり時計をマークしているのですから、
今回の34.2の末脚も驚けません。
厳しい流れでの素晴らしい切れ味こそ、姉のインコグニートや全兄ノーブルフォースの覚れなかった"第六感"なのでしょう。
四位騎手とタキオンを送り出した長浜厩舎の陣営が期待を込め、
入念に追い込みや馬込での競馬を教え込んできた結晶がここで花開きました。
ディープインパクトが流す後ろに映る、四位騎手のガッツポーズが何よりもそれを表していました。
9RベンジャミンSを勝ったシルクネクサス同様、小回りで素早くギアを切り替えられたのは内包するDanzigの血のなせる業。
後方集団からの見事な直線一気でした。
馬場の広い府中となると血統的には厳しそうですが、この末脚は長い直線で更に威力を増す事でしょう。
3着はアドマイヤジャパン。
ゲート入りを嫌い、出遅れを想像させられましたが、
好発からスルスルとロスの少ない内ラチ沿い3番手へ。
このあたり、ようやくセンスの良さに目覚めてきたように見えました。
後方集団が進出を始めた4角手前でも内目でジッと我慢し、ゴーサインを待ちます。
直線では前半での消耗が堪えたのか、一度は抜け出すもジリジリとしか伸びず。
それでも規格外の競走馬ディープインパクトに正攻法で立ち向かっての結果なら仕方なしでしょう。
またシックスセンスと同じ競馬をしていても、後方で燻ぶってしまったローゼンクロイツらと同様の結果に終わったはず。
これを誤った策とは思わず、ダービーでも果敢に先行してもらいたいと思います。
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